記事の公開日:2025.12.01
サイエンスの時間に、振り子(Pendulum)の実験を行いました。

今回は、ビー玉を紐でぶら下げて振り子を作り、重力(Gravitational force)のはたらきについて学びました。まずは、紐の先にビー玉をしっかり結び、「手を離すと何が起こるかな?」と予想を立ててから実験をスタートしました。

ビー玉を持ち上げて手を放すと、前後に行ったり来たりと規則正しく揺れる様子に、子どもたちは興味津々。

「どうして止まらずに動くの?」「どうして同じ場所に戻ってくるの?」といった疑問が自然と生まれ、重力がビー玉を下へ引っ張りながら動きを生み出していることを確認しました。

さらにこの活動を通して、ポテンシャルエネルギー(Potential Energy)と運動エネルギー(Kinetic Energy)についても学びました。
ビー玉を高い位置で止めているときはエネルギーをたくさん蓄えている状態であり、手を離して動き始めると、そのエネルギーが運動エネルギーへと変わっていくことを、実際の動きを見ながら理解していきました。

揺れの大きさやスピードの違いにも注目し、「もっと高いところから始めるとどうなるかな?」と、自分たちで考えて試す姿も見られました。

実験を通して、目には見えないエネルギーや重力が、私たちの身の回りの動きを支えている大切な力であることを、体験を通して学ぶことができました。

自分の手で作り、動かし、観察しながら考えることで、サイエンスへの興味や「どうしてだろう?」という探究心がさらに深まる、充実した学びの時間となりました。